中小企業が中期計画を作るときに最初にやること
中期計画を作りましょうという話になったとき、多くの経営者がまず「どんな事業をやるか」という議論から始めます。それ自体は悪くないのですが、その前に確認しておくべきことがあります。現在の財務状況と、過去3年の数字の動きです。
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前田 典子が独立したのは2018年の春でした。それまで12年間、大手メーカーの経営企画部門で新規事業の立ち上げと組織再編を担当してきましたが、関わった中小企業の経営者が、良い戦略を持ちながらも実行の段階で止まってしまう場面を繰り返し見てきました。外部のコンサルタントが作った計画書が、棚に並んだまま使われていない。そういう状況を変えたいという気持ちが、独立の直接のきっかけです。
神戸を拠点に選んだのは、製造業とサービス業が混在するこの地域の産業構造が、自分の経験と重なる部分が多かったからです。最初の2年間は、知人の紹介で3社の支援を同時に進めながら、自分のやり方を確かめていきました。計画を作るより先に現場を歩くこと、数値目標は財務データから逆算すること、支援期間を最初に決めること。この三つは、試行錯誤の中で自然に定まったルールです。
中期計画を作りましょうという話になったとき、多くの経営者がまず「どんな事業をやるか」という議論から始めます。それ自体は悪くないのですが、その前に確認しておくべきことがあります。現在の財務状況と、過去3年の数字の動きです。
続きを読む →スポット相談は2時間の単発セッションです。この時間を有効に使うために、事前に少し準備しておくと、議論が早く進みます。ただ、準備が整っていなくても来ていただいて構いません。
続きを読む →組織が動かないという相談を受けたとき、採用や給与の話から始めることはほとんどありません。まず確認するのは、誰が何を決める権限を持っているかです。この構造が曖昧なまま、制度を変えても状況は変わりません。
続きを読む →前田 典子は、大手メーカーの経営企画部門で12年間勤務したのち、2018年に独立してOpal Rangerを設立した。在職中は新規事業の立ち上げと組織再編を複数担当し、特に製造業の中期計画策定において実務経験を積んだ。現在は中小企業の経営者を対象に、戦略立案から実行支援まで一貫して関わっている。休日は早朝に六甲山を歩くことが習慣で、地図を持たずに尾根を読む感覚が、現場での判断軸に近いと話す。