新規事業を始める前に確認しておくべき3つのこと
新規事業を始めたいという相談は、毎年一定数あります。その多くは、アイデアの段階で来られます。話を聞く前に、まず既存事業の状態を確認させてください、とお伝えすることが多いです。
既存事業の利益率を確認する
新規事業に投資するリソースは、既存事業から生まれます。既存事業の利益率が低い状態で新規事業を始めると、資金が続かなくなるリスクがあります。
確認するのは、現在の粗利率と、固定費を賄えているかどうかです。この二点が安定していれば、新規事業に使えるリソースの範囲が見えてきます。
社内のリソースで対応できるか
新規事業を始めるとき、既存のスタッフが兼任で対応するケースが多いです。この場合、既存事業への影響を確認します。新規事業に時間を取られることで、既存事業の品質が下がるリスクがあります。
専任のスタッフを採用する場合は、採用と教育にかかる時間とコストを計算します。新規事業が軌道に乗るまでの期間、そのコストを既存事業が支えられるかどうかを確認します。
市場の確認は小さく始める
アイデアの段階で市場規模の話をすることがありますが、実際に確認すべきは「自社の顧客が買うかどうか」です。既存の顧客に試験的に提供してみることが、最も確実な市場確認の方法です。
この段階で反応が薄ければ、アイデアを修正するか、別の顧客層を探すかを判断します。大きな投資をする前に、小さく試すことが、新規事業の失敗を減らす基本的な方法です。
新規事業の検討は、アイデアの良し悪しより、始めるタイミングと規模の判断が結果を左右することが多いです。